加害者が保険未加入だった場合

「加害者が保険未加入」というケースは一定数あります

保険未加入の場合の対応は？

交通事故に遭われた後、多くの場合は加害者が加入している保険会社と交渉して、任意保険から治療費や修理費を支払ってもらうことになりますが、相手が保険未加入の場合、請求することはできません。また、自動車購入時に必ず加入しなければいけない自賠責保険という制度がありますが、ひき逃げで加害者の所在がわからない場合や、加害者の車が盗難車だったりすると、自賠責保険が適用されないことがあります。

このような場合には、まず、「自動車損害賠償保障事業」へ補償を請求します。これは上記のように加害者が保険未加入の場合に、国が代わって被害者へ損害を補填するという保障事業です。また、被害者の方が加入されている任意保険に、「人身傷害補償保険」や「無保険車傷害保険」のようなものがないか確認し、該当するものがある場合にはそれを使って適正な補償が受けられるようにサポートいたします。そのほか、加害者へ損害賠償請求の裁判を起こすなどの方法もあります。

弁護士のサポートを受けられることをおすすめします

加害者が保険未加入だった場合、適正な補償を受けるためには法知識が必要で、ご本人で対応するのは難しいと言えます。交通事故によって心身にダメージを受けた状態で、こうした複雑な問題の解決をはかるのは負担が大きいですので、弁護士に相談されて専門的なサポートを受けられることをおすすめします。